いすゞエルガ(初代) / 鹿児島交通

平成11年排出ガス規制に合わせてキュービックをフルモデルチェンジして登場したエルガ。車名はラテン語で「〜に向かって」という意味を持っており、新たな時代に向かって走り始めた路線バス、という意味合いが込められているそうです。2005年以降、J-BUSの設立によって日野自動車とバス製造事業が統合された為、日野自動車製のバスもエルガと瓜二つのスタイルになり、J-BUSが製造したバスは日本を代表するバスのスタイルへと成長するに至りました。

鹿児島交通では、2022年時点では過去に他社から譲受したエルガより前の世代の車両(メーカー問わず)がまだまだ一大勢力である事から、エルガはそこまでの存在感はありません。

上写真は2159号車、鹿児島営業所にて。
最終更新:2022/12/18 ページの作成。



・KL-LV280/380系

2000年6月に登場した初代エルガ。ノンステップ、1ステップ、2ステップの3種類が設定されましたが、2ステップは自家用登録の車が殆どとなりました。エアサスなら280、リーフサスなら380となります。
2004年8月以降、日野自動車へのOEM供給が開始され、これが初代のブルーリボンUとなりました。この次のPJ-LV234系(日野ならPJ-KV)より、J-BUSの統合車種という扱いになります。

鹿児島200 か 21-25
(元 阪急バス)

KL-LV280N1改(西工)
回送
鹿児島営業所
鹿児島200 か 21-25
(元 京成バス)

KL-LV280N1改(いすゞ)
鹿児島銀行
加世田


・KL-LV834系

KL-LV280系の代の車両のうち、床面フルフラットタイプのエアサスのノンステップバスは「type-B」と呼ばれます。型式が区別され、KL-LV834系となりました。床面構造に対し、最後部にエンジンを垂直横置きし、後輪の車軸にドロップアクスルを採用することで、特殊な構造に対応しています。このような構造を取っている事から、他のエルガと比べて後面近くの処理が何だか物々しい見た目になっているのが大きな特徴。この型式は日野へのOEM供給はされていません。
エルガのフルノンステップバスはこの型式のみとなり、2005年8月に製造を終了しています。

鹿児島200 か 21-59
(元 伊丹市交通局)

KL-LV834L1(いすゞ)
鹿児島営業所


・PJ-LV234系

2004年12月に、平成16年排出ガス規制に適合するべく登場した型式で、この型式よりエルガとブルーリボンUはJ-BUSの統合車種という扱いになりました。エルガとブルーリボンUで見た目も仕様もほぼ変わらず、ブルーリボンUなら車内や前面後面にHINOロゴがある(但し事業者次第)、という程度。
KL-LV280/380系との見た目の違いは、側面の反射期の有無、後部のエンジングリルの開口部が公式側から非公式側に移った事が挙げられます。

鹿児島200 か 24-12
(元 神奈川中央交通)

PJ-LV234N1(J-BUS)
鹿児島駅 鹿児島駅

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