オムニノーバ・テクノロジー社はスウェーデンのボルボの傘下となる企業。マルチライダーは、ルノー製のルノー・マスターと共通の前輪駆動シャーシを利用、オムニノーバが車体を架装。コミュニティバスや小型路線バスとしての立ち位置で製造されることになりました。日本では当時の大阪市交通局が2000年に導入したのをきっかけに、各社に導入が進みました。ビジネスが成功すれば電気バス仕様などにも手を出す予定だったようです。…が、今一つ非力で故障も多く、中々定着しなかったのが現実でした。
当時の新京成バスでは、馬01系統用に導入され、思い切った導入をした事から愛称や特別塗装も設けられ、チョロQも発売するなど、この車両のアピールを大々的に行っていました。…が、先述の通りの非力で路線の混雑に対応できなかったようで、早々にエアロミディMEに置き換えられてしまい、愛称や塗装は其方に引き継がれています。
上写真はS-109、馬込沢駅にて。
最終更新:2025/11/8 ページの作成。
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