811系
1989年から421系の代替を目的として登場した車両で、JR九州初の一般型車両の新形式となりました。1993年まで製造が続き、以降はVVVFインバータ制御の813系に製造がシフトしました。多少大人しい見た目でわかるように、この車両のデザインには水戸岡鋭治は関わっていません。
派手な車両がそろい踏みのJR九州において、少し乗ると落ち着く存在だと言えるかもしれません。目新しさこそ感じませんが、全てはこの車両から始まったのです。

そんな811系ですが、2017年に更新が施され、モーターもVVVFインバータ制御に取り替えられました。更新に伴い、水戸岡鋭治によるデザインが施され、「JR九州らしい」車両へと生まれ変わりました。今後も徐々に更新が進むものと思われます。

上写真はP13編成、朽網にて。
簡単な年表
1999年 登場
2017年 更新開始
最終更新:2021/12/28
【編成別】P1504,1512,2013,103,8105,7609,111(1枚)、P2009(2枚)、P2010,2014(3枚)を追加。
【ラッピング】RED EYEを追加。
【Others(更新)】車椅子スペース、製造表示を追加。
【幕】区快 門司港、普通 福間を追加。
【LED】快速 小倉以降5枚を追加。
【走行音】更新車の走行音を追加。
【映像】更新車の発車とドア開閉を追加。
【風景】1枚追加。



更新車の基本となっているのが1500番台で、水戸岡デザイン化、走行装置のVVVF化(日立SiC)、車内の更新およびロングシート化などが施されています。以下で紹介する別番台ともども、乗ってしまえば印象は変わりません。

撮影地:香椎
2000番台は、クハ810形を除き、車椅子スペースの設置改造を行った編成。そのため、上記の1500番台と区別の為に+500番台として2000番台となりました。

撮影地:香椎
PM109編成が更新された際、営業列車検測装置を搭載することになり、番台が7600番台に分けられました(からくりとしては、リニューアル改造で+1500番台、営業列車検測装置を搭載したことで+6000番台、元々の番号は100番台、全て足して7600、という寸法)。この編成には「RED EYE」の愛称が設けられ、車体にロゴも描かれています。

撮影地:黒崎
一方、PM105編成の更新の際は、上記の改造に加え、車椅子スペースの設置も行って更に+500番台された事で8100番台となっています。此方も「RED EYE」の愛称が設けられています。

撮影地:博多

〜編成別〜
P1編成
鳥栖行き
博多
門司港行き
博多
荒木行き
博多
小倉行き
二日市
久留米行き
香椎
P3編成
門司港行き
博多
門司港行き
黒崎
荒木行き
二日市
二日市行き
香椎
P4編成
→P1504
荒尾行き
大牟田
久留米行き
博多
羽犬塚行き
小倉
博多行き
香椎
P5編成
門司港行き
門司港
P6編成
荒木行き
博多
P7編成
門司港行き
門司港
二日市行き
博多
P8編成
鳥栖行き
「門司港」
小倉
P9編成
→P2009
門司港行き
黒崎
福間行き
香椎
荒木行き
博多
小倉行き
鳥栖
P10編成
→P2010
福間行き
香椎
小倉行き
大牟田
荒木行き
博多
二日市行き
黒崎
P11編成
→P1511
二日市行き
香椎
P12編成
→P1512
門司港行き
朽網
荒尾行き
博多
P13編成
→P2013
鳥栖行き
八幡
門司港行き
朽網
鳥栖行き
博多
P14編成
→P2014
門司港行き
門司港
荒尾行き
博多
博多行き
博多
門司港行き
博多
鳥栖行き
博多
門司港行き
博多
門司港行き
香椎
P15編成
鳥栖行き
門司港
荒木行き
博多
博多行き
香椎
P16編成
門司港行き
門司港
P17編成
門司港行き
小倉
P101編成
門司港行き
黒崎
門司港行き
博多
回送
博多
鳥栖行き
小倉
P102編成
荒尾行き
小倉
門司港行き
小倉
小倉行き
香椎
P103編成
門司港行き
香椎
門司港行き
博多
海老津行き
香椎
P104編成
赤間行き
荒木
荒木行き
久留米
荒尾行き
博多
荒木行き
博多
荒尾行き
大牟田
P105編成
→P8105
小倉行き
博多
荒木行き
博多
荒尾行き
博多
P106編成
回送
小倉
P107編成
新田原行き
小倉
門司港行き
小倉
門司港行き
朽網
久留米行き
博多
P108編成
鳥栖行き
小倉
大牟田行き
博多
鳥栖行き
博多
P109編成
→P7609
門司港行き
博多
鳥栖行き
小倉
二日市行き
黒崎
P110編成
門司港行き
博多
二日市行き
香椎
P111編成
門司港行き
朽網
海老津行き
香椎
博多行き
香椎


〜形式別〜
クハ810
0番台
5(門司港)
クモハ810
0番台
5(門司港)

100番台
106(小倉)
サハ811
0番台
5(門司港)
モハ811
0番台
5(門司港)

100番台
106(小倉)


〜ラッピング・ロゴ〜
各車ロゴ
各車ロゴ
(更新車)
RED EYE


〜Others〜
原型車
ドア車内貫通扉ゴミ箱パンタグラフ
更新車
ドア LEDなしドア LEDあり 車内座席座席袖仕切り扉上案内表示
パンタグラフ車椅子スペース更新/製造表示
共通
台車標識灯車外スピーカーつり革側灯


〜行先表示〜
普通 門司港 普通 鳥栖 久留米〜小倉間
快速 荒尾
普通 新田原 普通 荒木 普通 原田
赤間〜折尾間 停車
準快速 小倉
久留米〜福間間
快速 門司港
久留米〜福間間
快速 荒尾
福間から快速
区快 羽犬塚
JR 回送普通 海老津
福間まで快速
区快 門司港
普通 福間
LED
普通 久留米福間から快速
区快 羽犬塚
快速 小倉普通 荒木快速 荒尾普通 鳥栖
普通 博多


〜車両の音〜
・811系走行音

【日豊本線】安部山公園→城野(3分1秒:929KB)
【鹿児島本線】博多→吉塚(2分30秒:817KB)

ごく普通の界磁チョッパです。211系とか311系とか、その辺りをイメージして頂ければよろしいかと。ドアの開閉はドアチャイムもなく、非常にのんびりとしています。

・811系更新車走行音

【鹿児島本線】大牟田→瀬高(11分35秒)

更新車は1500,2000,8100等の番台に関係なく日立SiCのVVVFインバータに変更されています。内装も装飾も完全に別物として生まれ変わっているので最早新車のごとし。



〜映像〜
811系ドア開閉(youtube)

811系は、派手な車両が多いJR九州の車両の中では大人しい存在。普通列車から快速列車まで幅広く使用されています。
ドアそのものにも特徴も無く、動きもごく普通です。九州だと逆にこれがレアに感じてしまいます。
811系(P103編成)博多発車(youtube)

811系は、JR九州にとって初めての近郊型電車。今でこそ派手なデザインの車両が多いJR九州ですが、全てはこの車両から始まったのです。813系と連結も可能なため、時々つないで運用されています。正直、813系と811系なら813系を取ってしまいますが...。。
811系(P109編成)博多発車(youtube)

置き換えが進む415系や大所帯の813系の陰に隠れがちですが多くの車両が活躍している811系。見た目も車内も九州の車両の中では無難にまとめられていますが、こういうのを見ていると落ち着きますね。
811系(更新車)博多発車(youtube)

水戸岡さんデザインに更新されて、車内もロングシートになり、モーターも日立SiCに変更され、すっかり新車の出で立ちな811系。番台は細かく分かれていますがモーター音自体は共通です。 動画は4+4の8連ですが番号は不明。
811系(更新車)ドア開閉(youtube)

811系のうち、更新されてロングシート&VVVFになった車両のドア開閉。ドアチャイムが設置されたほか、JR九州の車両にはありがちな大型の窓枠が設置されました。同じ扉を持つ415系1500番台にも同様の処理を受けた扉を持つ車両が存在しています(其方にはドアチャイムはありませんが)。


〜風景・並び〜
香椎博多博多

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