ENEOS 根岸製油所
日本最大級の製油所であるENEOSの根岸製油所。この製油所の存在により、根岸線では根岸駅を発着地とした貨物列車が多数運転されているわけですが、根岸駅到着後に製油所方面へと運ぶ為の専用線が伸びており、ここで入れ替え用に用いられる機関車がとてもスイッチャーの一言で片づけてはいけないような存在感を放っています。貨物の入れ替えも頻繁に行われているので、数ある専用線の中では観察は楽な方かもしれません。


最終更新:2021/6/8 ページの作成



専用線内にいる機関車の存在感が半端じゃない。一見DE10の色違いか何かに見えるこの機関車はNDD56形。専用線の敷地に貨車の姿があったら、次に確認すべきポイントがあります。其方が条件を満たしていると程なく列車がやってくる可能性が格段に高まります。
それがこの場所で、根岸駅の北端辺りから貨物ヤードを見ると、専用線と根岸駅構内の境目の部分にゲートが設けられています。ここが開いていた場合、列車が程なく来る可能性が極めて高いです。係員がいようものなら、もうほぼ確定と思って構いません。
というわけでこちらがNDD56形。少なくとも20年ほど前にはもうこの地を走っていたはずですが、いつ頃造られたのかはよく分かりません。
前後で顔が違う、という事も特に無いようです。
画像のアップなので粗いですが、車両番号の部分。NDD5601との事ですが、2号機はいないようです。
そして驚くなかれ、機関車はもう1両います。見るからに古そうなこちらはD50形で、NDD56形同様経歴不明。どこかの専用線から引っ越してきた可能性もあるんじゃないかな、と思っています。
入れ替えが必要な貨物の量が多い時に2両体制になった時を狙うのが良いかもしれません。恐らく1両で任を負っていた場合はNDD56形を使っていると思います。尚、この車両もD504と番号が振ってありますが、1〜3号はいないようです。益々よそからもらってきた疑惑が高まるな。
以上、根岸駅の専用線の様子でした。基本的に貨物が来なければ動かない、逆に貨物が来ればほぼ確実に出動するので、根岸駅の貨物列車の時刻を確認の上、列車が到着する頃を見計らって根岸駅に行ってみればほぼ確実にこれらの車両がみられるのではないかと思います。

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